★『石造宝篋印塔の成立』
(吉河功著・2000年 第一書房発行)→定価8500円+税 A5版・226頁(内口絵写真64頁、100葉)。
内容→宝篋印塔という特殊な石塔はどの様にして成立したのか?従来の学説 の誤りを正し、多数の史料から、中国の石造宝篋印塔こそ、その源流であることを実証した書です。筆者は学生時代に京都清水寺の手水鉢台石にある梟彫刻を見 て以来、その造形の謎に迫り、中国寧波、杭州、蘇州、福州、泉州、廈門へと宝篋印塔の成立を追い、多くの成果を得ました。また、現在京都市北村美術館所蔵 の旧妙眞寺宝篋印塔(重文)が、日本曹洞宗の開祖道元禅師と密接な関係を持つ最古の作であることや、清水寺台石と千利休との深いつながり等をつきとめまし た。日本では初発表の中国宝篋印塔の史料も多数掲載されています。限定800部ですので、早めにお求め下さい。
第一書房 東京都文京区本郷6-2-10 TEL 03-3815-1072 FAX 03-3816-1854
掲載日:2016.03.25