中國園林情報
蘇州名園 暢園(ちょうえん)の解説
本園は蘇州城内の南西部にある小道「廟堂巷(びょうどうこう)」の北側にある蘇州名園であり、道に面した門楼の景にも、蘇州の伝統的な趣がある。園は清代末期から民国時代の作庭で、当地では若い年代の園である。また文化大革命の際に荒廃した過去もあったが、その後園景は美しく復原された。一時ここは「蘇州市古典園林建築公司」の所有になっており、原則非公開であった。しかし、私はその公司責任者と懇意だったのでよく訪問していた。
園は小規模ながら、蘇州園林の美的要素を巧みに取り入れている。特に南部に配置された廊は、蘇州園林の一特色でもある「爬山廊(はざんろう)」であり、景としてもよく生かされている。
池は南北に長く、そこに五曲橋を架けるなど、見所も多い。池の西にある船庁には、その妻に見事な松鶴の塑画がある。現在ここは「有熊」と称するホテルになっているらしく、主庁前のテラスでは軽食も供されている。
門楼の景
船庁と、主庁「留雲山房」(奥)を望む
船庁の松鶴塑画
池泉の「五曲橋」
池泉東部の亭
池西部の「秀延亭」
池泉南の舗地
「爬山廊」全景
「爬山廊」の急石段
同前上部の「待月亭」
[2026/05/14]
